PRA日本人倶楽部

役員からのご挨拶

 去る2001年に発足したPRA日本人倶楽部は、同会の理事及び会員の皆さんの献身的なご尽力とPRA本部や在比日本大使館、在留邦人諸団体からのご支援に支えられ、紆余曲折を経ながらも確実に一歩一歩前進して参りました。茲に謹んでご報告申し上げると同時に関係各位に対して厚く御礼申し上げます。
PRA日本人倶楽部は組織される迄の準備期間を加えますと、実に20年以上の亘りPRA日本人会設立の趣旨に相応しい歴史を刻んで参りました。この間、初代会長小野博善氏を筆頭に第2代目会長 家田昌彦、第3代目会長野口祐哉氏(故人)らがその時代にあった運営を営み、在留邦人社会の中にあって確固たる地位を築き、現行の第4代目会長加村 清治氏が一切を引き継いで今日に至っております。そんな流れの中にあって弊会の設立の趣旨と現行の活動内容を全会員が再認識し、加えて新規加入の会員への澪標に供すべくPRA日本人倶楽部のホームページの内容を一新して緩み始めた箍を締め直すそうとするのがこの度の改訂の狙いであります。

弊会のMISSIONは平素異国の地にあっても日本人というIDENTITYを背負いながらお互いに助け合って生きていこうという正に単純そのものであります。そのためには各自が会得した或いは体験したノウハウを提供しあって相互扶助に勧め、賢く生き抜くために努力することが弊会の指標でもあります。コロナ禍で苦しめられた昨今、会員間に流れた情報の数々は在留会員の不安を和らげるのに貢献した一例であります。一方、台風や地震、火山の噴火などによって被災されたフィリピンの人達に寄り添うのも社会貢献に繋がり、お見舞い状の発信は弊会の趣旨にも価するものであります。

平素、フィリピンで生活させて貰っているという感謝の気持ちがあれば、多少の理不尽は見逃すくらいの余裕があっても異国の地で楽しく過ごしていくことに帰着するものと思料されます。私どもは他人の家へ土足で上がり込むような非礼を犯すべきではなく、周りのフィリピン人と仲良く暮らして行くことこそ日比友好親善に直結するものであると思います。そして最大限の寛容を施し、極力トラブルを避けるのが得策であることを知らねばなりません。斯様な日常的な問題は弊会が催している懇談会でお話頂くとか、回りの理事にご相談頂ければ解決策を見い出だせるものと確信しております。

  最後にPRA日本人倶楽部の更なる発展は、会員各自の弊会への積極的な参加にかかっており、弊会が開催するイベントには是非ご参加ください。言葉も文化も違う異国の地で楽しく過ごすためにはそれらを共有する同胞による相互扶助が欠かせない要素であることを忘れないで頂きたいと思います。

 会員の皆様、日頃のPRA日本人倶楽部の活動へのご理解とご協力に感謝申し上げます。 さて、目下コロナ禍にともなう外出規制などにより日頃の普段の生活にも不便を強いられることがおおく大変な御苦労やご心配もたえないことと拝察致します。

フィリピンでは新型コロナウイルスは今もって日々多くの新規感染者が報告され予断を許さない状況が続いております。PRA日本人倶楽部にとっては、それに追い打ちを掛けるように、8月9日に野口前会長がご自宅で逝去されました。野口様は日本人倶楽部には、その創設の時から関わって頂き、倶楽部の発展にご尽力頂いた方のお一人であります。 心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 しかしながら会長のご逝去の為に、PRA日本人倶楽部では活動をすべてストップさせることのないよう、在比、帰国中の理事が一致協力して今後の打開策を話し合い、年次会員総会を例年より2ヶ月遅れの9月29日に開催致しました。新役員の体制の確立、コロナ対応、及び会員様への健康管理に関する2020年度の新活動方針を定め、会員の皆様からの賛同を頂きました。

とくに、私どもはこのような時期に取り巻く環境をかんがみて、会員の皆様の健康を第一に考える事を活動の基本に据えました。フィリピンに在住される会員の方々は、言葉の問題や制度の違い、さらには技術的水準の面で日本とはかなり異なる医療環境にあると言わざるを得ず、日々、大変不安を感じておられるのが実態でありましょう。この不安を少しでも払拭できるよう、マカティメディカルのDr. Apostol医師の協力を得てPRA日本人倶楽部の会員を全面的にサポート頂ける確約を得ました。また、私と理事の何名かが火曜日の午後2時から午後5時までのあいだ、必ず事務所におり色々な相談を受け付けるように致します。悩み事やどのような小さなご相談でも傾聴し、私どもにもできることを模索したいと思いますので、ご遠慮無く連絡を頂けましたら幸いです。時節柄、来所は憚られるという場合には、電話やEメール、ビデオ会議などでも対応は可能です。この大変な時、会員の皆様の心によりそうPRA日本人倶楽部の活動を行って参りたいと思っております。

なお、今年は特別な事情があり一時帰国されている方も多数おられます。会費のお支払いに関しては柔軟に対応していきたいと考えておりますので、ご相談頂けましたら幸いです。

最後に皆様、健康に留意されご自愛くださいますようお願い申し上げます。

2020年11月吉日
PRA日本人倶楽部
会長 加村清治

PRA日本人倶楽部とは

 PRA日本人倶楽部は、フィリピン退職庁(PRA)プログラムに参加して特別居住退職者ビザ(SRRV)を取得し、フィリピンを第二の生活の場に選んだ日本人が互助、親睦を目的に設立した組織です。2001年11月に有志11人で旗揚げし、2002年6月27日に設立総会を開催し正式に発足となりました。会員数は2022年2月現在、約 60人です。

SEC認可の非営利法人

 当倶楽部は2002年8月、フィリピン証券取引委員会(SEC)から非営利の法人組織として認可されたいわゆる日本でいうところの社団法人です。在フィリピン日本大使館も在比邦人組織として認知し、緊急事態が起きた際の情報連絡先に指定されています。
なお当倶楽部の会計年度は6月から5月まで7月に通常総会を開催致します。

倶楽部の目的

 フィリピンに居住しようと思い立った方々が、実際に生活を始めてみると、生活、習慣や言葉の違いなど様々な障害に出会いかねません。そうした壁を乗り越え、出来るだけ不自由のない快適な日常生活がフィリピンで送れることを支援する組織でもあります。会員の相談に応じるため、日本語が堪能なフィリピン人弁護士に顧問弁護士をお願いし、問題解決にあたっています。どこの国でもそうですが、外国人である我々の立場は決して強いとは言えません。法律や規則が改定され、万一、SRRV(特別居住退職者ビザ)取得者が不利益を被るような事態が生じた場合、利害を共にする日本人が団結していることの重要性を考えたのも設立した目的のひとつです。フィリピンに居住する日本人、一人ひとりの立場は弱いですが、一致団結することによって大きな力と影響力を発揮することが出来ると思います。

PRA日本人倶楽部事務所の住所のご案内

Unit 201, 2nd floor, No 928 Arnaiz Avenue, Barangay San Lorenzo,
Makati, Metro Manila 1223
(旧パサイロード沿いサン・ロレンツォ・ビレッジの正門横)

会 長   加村清治 0917-524-1631
      ironchef.seiji@gmail.com
副会長   三輪隆造 0918-985-9091
      miwa-r@zav.att.ne.jp
財務担当  高継奏夫 0917-707-1068
      takatsuguyasuo@gmail.com

事務所
 TEL : 02-8897-3055
      0915-823-5790 (ジャッキー)
 FAX : 02-8805-0033
      E-Mail : prajclub@gmail.com
 WEB SITE 本部
      http://pra.jp-ph.org/
 銀行: BDO Reposo Branch
 Account Name :
      Philippine Retirement Authority
      Japanese Club Assn., Inc.
 Address : Unit 201, 2nd floor, No 928 Arnaiz Avenue,
      Barangay San Lorenzo,
      Makati, Metro Manila 1223
 Account No. : 004170123126