会員の皆様へ

　日頃のPRA日本人倶楽部の活動へのご理解とご協力に感謝申し上げます。 さて、皆様も既にご存知の通りＰＲＡ日本人倶楽部の創設時より倶楽部の発展のに心血を注いで来られた　家田名誉会長様が、5月に日本へ帰国されました。ＰＲＡ日本人倶楽部は去る2001年に発足し、家田様を中心に、同会の諸先輩、及び会員の皆さんの献身的なご尽力とPRA本部や在比日本大使館、在留邦人諸団体からのご支援に支えられ、紆余曲折を経ながらも確実に一歩一歩前進し今日に至っております。弊会のMISSIONは平素異国の地にあっても日本人というIDENTITYを背負いながらお互いに助け合って生きていこうという正に単純そのものであります。そのためには各自が会得した或いは体験したノウハウを提供しあって相互扶助に勧め、賢く生き抜くために努力することが弊会の指標でもあります。

　振り返りますと、2020年8月9日に野口前会長がご自宅でご逝去されました。野口様は日本人倶楽部には、やはり、その創設の時から関わって頂き、倶楽部の発展にご尽力頂いた方のお一人でもありました。その後を引き継ぎ、私が微力ながら3年間、理事様、及び会員様諸氏の、お支えを賜りながら、今日に至りました。

　?楽部の創設時の要の方々が、抜けてしまい、これからは今まで以上に、会員の皆様方の結束、ご協力が必須となります。コロナ禍の中で、倶楽部の活動が十分に出来なかった分、2023年度は意義深い活動を を目指して参ります。フィリピンに在住される会員の方々は、日比間での、言葉や制度の違いによる日々の生活上の問題、医療環境の問題等、大変不安を感じておられるのが実態でありましょう。会員同士の経験を共有し更なる相互扶助の体制強化に努めてまいります。

　末筆ながら、改めまして　会員の皆様方の強い結束、ご協力　を賜ります様。お願い申し上げる次第です。

２０２３年６月１９日
PRA日本人倶楽部
会長 加村清治